心安まる風景と醤油や土の香りに心いやされ…都心からぶらり銚子電鉄の旅へ

2020年12月2日 17時00分

沿線の地球の丸く見える丘展望館からは、銚子電鉄の電車がキャベツ畑の中を走るようすと、太平洋が一望できる=いずれも千葉県銚子市で、笠原和則撮影

 樹海のように広がる林をくぐり抜け、キャベツ畑の間を走る。千葉県銚子市の銚子電鉄は、ぬれ煎餅や、「まずい棒」など自社の経営難を前面に押し出した商品販売で知られ、自主製作映画「電車を止めるな!」も話題となっている。そのローカル私鉄に乗車してみると、心安まる風景に癒やされる。

沿線で1番人気という、緑のトンネルを抜けて本銚子駅に到着する銚子電鉄の銚子行き電車

 銚子という響きから、車窓に広がる太平洋を想像してしまうが、実際に海が見えるのは6・4キロの沿線でほんの一瞬だけ。醤油しょうゆ工場や住宅地、林や畑の中を走り、開け放った窓からは景色に合わせるように醤油や土の香りが流れ込んでくる。車内放送で「一番人気の場所」と紹介されているのは本銚子―笠上黒生かさがみくろはえ間にある“緑のトンネル”だ。
 記者が訪れたのは11月の日曜日。犬吠埼などに向かう観光客でどの列車も混雑していた。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ乗客数が回復してきたようで、ほっとした。
 東京新聞では4日に応援プロジェクトとして読者を招待した映画上映会と、同社の竹本勝紀社長のトークショーを開き、紙面でも紹介します(申し込みは終了しています)。 (写真と文、笠原和則)

PR情報

千葉の新着

記事一覧