香港民主活動家の周庭氏に禁錮10月 黄氏らも実刑判決 昨年の反政府デモで

2020年12月2日 21時45分
周庭氏=ロイター・共同

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 【上海=白山泉】香港の裁判所は2日、昨年6月の反政府デモを巡り、いずれも民主活動家の周庭しゅうてい氏(23)に禁錮10月、黄之鋒こうしほう氏(24)に禁錮13月半、林朗彦氏(26)に禁錮7月の実刑判決をそれぞれ言い渡した。昨年6月21日の反政府デモの際、警察本部を包囲する無許可集会に参加した罪や参加を扇動した罪とされる。
 周氏は2014年の民主化運動「雨傘運動」に参加し、日本で「民主の女神」と呼ばれるなど民主化を求める若者の象徴的な存在となっている。周氏の実刑判決は初めてで、香港メディアによると、判決を聞いた瞬間泣き崩れたという。周氏は3日に24歳の誕生日を迎える。
 裁判官は「案件の規模や交通への影響のほか、潜在的なリスクなどを考慮した」と量刑理由を述べた。黄氏は違法集会を結成し、周氏らは積極的に参加したとされる。周氏は保釈と上訴を申請したが、拒否された。裁判所周辺では支持者が「あなたたち(周氏ら)は1人じゃない」と叫んだ。
 香港警察によると、逃亡犯条例の改正案を巡り、昨年6月9日から今年10月末までに一連のデモで逮捕された人は1万人超。このうち約2300人が暴動罪や違法集会の罪で起訴されている。
 周氏は外国勢力と結託して国家安全を脅かしたとして、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑でも逮捕されている。同法違反容疑で逮捕、保釈されていた日刊紙蘋果日報(アップル・デーリー)創刊者の黎智英(ジミー・ライ)氏は2日、香港警察に出頭した。

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