最終処分場 反対8000筆 市民団体、日立市に署名提出

2020年12月3日 07時23分

橋本仁一部長(左)に署名を提出する荒川照明代表=日立市役所で(県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会提供)

 県が新しい産業廃棄物最終処分場を日立市諏訪町に整備する計画を巡り、市民有志でつくる「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」は二日、建設反対を求める署名八千筆分を市に提出した。
 連絡会は十月上旬から署名集めを開始。整備候補地の日立セメント太平田鉱山跡地を抱える諏訪地区を中心に、戸別訪問したり、署名用紙を新聞に折り込んだりしてきた。
 この日は、荒川照明代表が市役所で市生活環境部の橋本仁一部長と面会し、十一月三十日までに集まった署名を提出。地下水の汚染や運搬車両の増加による生活環境の悪化は避けられないとして(1)大井川和彦知事に建設反対を伝える(2)小学校区単位で意見を聞く場を設ける−の二点を市に要望した。橋本部長は「市民からこのような署名があったことを受け止める」と応じた。
 提出後、荒川代表は取材に「予想以上の署名が集まった。活動はまだ続くので、できるだけ多くの反対を集めたい」と話した。署名は来年二月末まで受け付けており、追加分を提出する予定。
 県は六〜八月に市内各地で説明会を開催。市民の意見を踏まえて九月に再度、説明会を開くとしていたが、いまだに開催されていない。
 県廃棄物対策課新最終処分場整備室は、運搬車両の増加など交通問題の検討に時間がかかっているとして「内容が決まり次第、できるだけ早く説明したい」としている。 (松村真一郎)

関連キーワード

PR情報

茨城の新着

記事一覧