安倍前首相の公設第1秘書を立件へ 「桜を見る会」夕食会、約4000万円を不記載か

2020年12月3日 10時29分
2019年4月、「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍首相(当時、中央左)と昭恵夫人ら=東京・新宿御苑で

2019年4月、「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍首相(当時、中央左)と昭恵夫人ら=東京・新宿御苑で

  • 2019年4月、「桜を見る会」で招待客と記念写真に納まる安倍首相(当時、中央左)と昭恵夫人ら=東京・新宿御苑で
 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」前日に主催した夕食会を巡り、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反(不記載)の疑いで、政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める安倍氏の公設第1秘書を立件する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。不記載額は4000万円前後に上るとみられる。特捜部は安倍氏が把握していたかなどについても慎重に調べる。
 夕食会は後援会が2013年以降、安倍氏の地元山口県の支援者らを招き、都内の高級ホテルで毎年開催。1人5000円の会費だけではホテルへの支払額に満たなかったため、安倍氏側が15~19年の5年間で約900万円を補塡した疑いが持たれている。
 公設第1秘書は山口県を中心に活動し、16年12月までは後援会の会計責任者も兼ねていた。任意の事情聴取に「政治資金収支報告書に記載すべきだと分かっていた」と説明しているとされる。
 夕食会を巡っては、ホテル側は毎年、安倍氏側から夕食会開催の申し込みを受けた後、費用の総額を記した見積書を提示。単価が5000円を大きく超えていたことが判明している。
 ホテル側は夕食会当日、安倍氏側から参加者の会費を受け取り、その後、不足分を請求。安倍氏側から支払いを受けた後、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」宛てに領収書を発行していたという。
 関係者によると、時効にかからない15年以降の5年間、安倍氏側が集めた会費は約1400万円だったとされる。特捜部は、後援会の会計処理を担当していた公設第1秘書がこれらの収入と支出を収支報告書に記載し、補塡分の約900万円も計上すべきだったとみているもようだ。

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