新型コロナでフランス元大統領ジスカールデスタン氏死去

2020年12月3日 11時49分
5月、パリで話すバレリー・ジスカールデスタン氏=AP・共同

5月、パリで話すバレリー・ジスカールデスタン氏=AP・共同

  • 5月、パリで話すバレリー・ジスカールデスタン氏=AP・共同
【パリ=谷悠己】フランスの元大統領バレリー・ジスカールデスタン氏が2日、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した。94歳だった。仏メディアが報じた。
 1974年に、第5共和政では当時最年少の48歳で大統領に就任。参政権の18歳への拡大や人工中絶の合法化などの改革に取り組む一方、75年の仏中部ランブイエでの第1回サミット(先進国首脳会議)開催や欧州通貨制度(79~99年)の創設など外交でも活躍した。
 81年の大統領選で社会党のミッテラン氏に敗れた後は欧州統合に尽力し、欧州連合(EU)発足後は欧州憲法を起草。仏国内の違憲審査を担う憲法会議の一員を現在まで務めていた。
 自身の大統領時代に首相を務めたシラク氏が昨年死去した際には葬儀に出席し健在ぶりを示していたが、最近は肺炎や心疾患で入退院を繰り返していた。

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