「藤娘」や一人芝居 尾上右近のXマス

2020年12月4日 07時23分
 新進気鋭の歌舞伎俳優、尾上右近(28)=写真=が二十四、二十五の両日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で、自主公演「KEN no KAI」を開く。
 右近は二〇一五年から毎年、自主公演「研の會(かい)」を上演し定着していたが、今年は東京五輪などのビッグイベントが予定されていたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の事態もあり、公演は考えていなかったという。ところが、京都・南座の顔見世公演の日程が十二月十九日までと短くなったためスケジュールが空き、緊急企画として開催が決まった。「(世の中が)目まぐるしく変化していく中で、集中力を注ぎ込みたい」と話す。
 公演では、女形の代表的舞踊「藤娘」を披露する。「藤娘」にはさまざまな型があり、今回は二日間三公演で三つの型を踊り分ける。それぞれの公演でどの型を踊るかは「見てのお楽しみ」という。
 また、劇作家、藤沢文翁原作の一人芝居をチェロの音色に乗せて演じる新作「隠〜ONU〜」も披露予定で、「(コロナ禍などでの)不安を吹き飛ばす公演にしたい」と意気込む。
 右近事務所=(電)080・4862・5858。 (山岸利行)

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