パブコメへの態度変化? 発言後 自民、積極的に推さず

2020年12月4日 19時10分
 県議会事務局が主張するように、「県民の多くの反対意見があったので変更した」と「多くの県民の意見を聞いて判断した」は果たして「重複」だろうか。
 東海第二原発の再稼働問題に当てはめてみよう。「反対の意見が多かったので(再稼働についての)判断を変更」と言えば、パブコメで再稼働反対の声が多く出た場合、仮に知事のもともとの考えが賛成だったとしても、パブコメを尊重して反対するのが望ましいという含みを持つ。単に「県民の意見を聞いて(再稼働の是非を)判断」と言うのと同じでないのは明白だ。
 いばらき自民党は、六月十一日の本会議で加藤明良議員がパブコメの有効性をアピールしたにもかかわらず、十八日の委員会では誰もパブコメを積極的に推さなかった。それどころか、「パソコンを持っている人でないと使えない。私のおふくろはできない」(村上典男議員)と否定するような発言さえ出た。
 徳田太郎さんは「十一日から十八日の間に、自民のパブコメに対する態度が変化したように見える。加藤議員の発言が議事録で削除されたことと関係があるのでは」といぶかる。

◆「事務局が削除すべきでない」

<地方議会の議事運営に詳しい野村稔・元全国都道府県議会議長会議事調査部長の話> 議事録は発言を「そのまま」記録するのが原則だ。議会事務局の判断で削除してもよい「重複」は、「私は、私は」と2回言ったのを「私は」と直すような場合に限られ、議案の内容に関わる箇所は勝手に削除するべきではない。削除する場合は、会期中に発言者から議長に訂正や取り消しを申し出てもらい、本会議の議決を経る必要がある。

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