<新型コロナ>茨城県で過去最多85人が新たに感染 知的障害者施設で58人のクラスター

2020年12月4日 21時39分
 茨城県は4日、新たに85人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数としては11月21日と28日の66人を上回り、過去最多。県内の感染者は計1777人となった。
 居住地の内訳は、坂東市54人、古河市7人、つくば市、つくばみらい市各4人、潮来市、土浦市各3人、常総市、境町各2人、取手市、神栖市、下妻市、守谷市、かすみがうら市、東海村各1人。
 新規感染者のうち58人が社会福祉法人清風福祉会「暁厚生園」(坂東市)の入所者と職員だった。県は園で過去最大のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
 クラスターが発生したつくば市の障害福祉サービス事業所では、新たに20代男女2人の利用者の感染が判明。この事業所の陽性者は計25人となった。
 県は、29人が退院や自宅療養を終えるなどしたと発表。退院などは計1285人となった。
 一方、常陸太田市は4日、3日に発熱が確認された市議2人についてPCR検査の結果、陰性だったと発表した。(出来田敬司、松村真一郎)

◆クラスター発生の施設、感染者は全員が施設内で療養中

 大規模なクラスターが発覚した「暁厚生園」は、18歳以上の知的障害者が生活訓練などのため入所や通所している。生活する入所者が56人、職員は42人で、半分以上の計61人の感染が確認された。
 4日に判明した感染者58人の内訳は、職員8人と入所者50人で、年代は10~80代と幅広い。いずれも軽症か無症状で入院した人はおらず、全員施設内で療養している。
 県によると、入所者は1~4人部屋で寝起きしているが、食堂や共用スペースは集団になる。互いに触れ合うことが多いという。
 職員3人の感染判明が端緒で、県は入所者と職員全員のPCR検査を実施した。県疾病対策課の柴田隆之課長は「驚きを持っている。県として施設を支援していく」と述べた。医師や看護師で構成する「クラスター対策班」を派遣、被害の拡大の防止に努めている。
 園の担当者は取材に「保健所の指導のもと、感染者の健康管理を進めていきたい」と答えた。(出来田敬司)

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