「三太郎」が5連覇! 2019 CM好感度

2019年12月28日 02時00分

au 三太郎シリーズ「つながる話」篇

 テレビCMの動向などを調査するCM総合研究所(東京都港区)は、二〇一九年の「CM好感度ランキング」を発表した。KDDI(au)の「三太郎」シリーズが五年連続で一位。トップ3は、四年連続で携帯電話大手三社が占めた。 (酒井健)
 首位のauは、桃太郎(松田翔太)と浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)が登場する「三太郎」シリーズが引き続き好評。八月に公開された「つながる話」篇は、白無垢(むく)姿のかぐや姫(有村架純)が、桃太郎と祝言を挙げる展開。「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」と通信事業者らしく締めている。
 二位のソフトバンクは、岡田准一ら四人が“ギガ不足”に悩む「ギガ国」を旅するCMなどが好評を博した。三位のNTTドコモは、星あゆむ(星野源)がプロデュースするドニマル(新田真剣佑)、コスモフ(長谷川博己)、モンジュウロウ(浜辺美波)というキャラクターによる物語のシリーズが中心となり、江口洋介らゲストも登場した。
 CM総研は、携帯大手が好感度上位を占める理由を「年代、性別を問わず幅広く受け入れられている商品。放送回数も多く、なじみ深くなるまでシリーズを続けている」と分析する。

花王のアタックZERO「ゼロ洗浄、はじまる」篇

 CMをシリーズで展開する手法は定着し、他分野の商品でも顕著。四位にランクインした花王の洗剤「アタックZERO」は、松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮(ようすけ)の“イケメン俳優”五人が社会人サークル「#洗濯愛してる会」のメンバーとして洗浄力などをPR。十作品をオンエアし、主婦層を中心に支持された。五人もの男性が登場することで「既視感のないCMになった」と同社の野村由紀ブランドマネジャー。

東京ガス「電気代にうる星やつら 登場」篇

 八位の東京ガスの「電気代にうる星やつら」は、一九八〇年代の人気アニメ「うる星やつら」のパロディー。主題歌の替え歌に合わせ、主人公のラムに扮(ふん)した深田恭子と、テンちゃん役の寺田心が「あんまり損損しないで」と歌い踊り、ガスと電気のセット契約を誘う。深田と浜口京子らが幼児向け番組風の舞台に登場するシリーズも展開した。
 人気曲の「替え歌」を用いる手法も流行中だ。「ゼスプリ インターナショナル ジャパン」のCM「ゼスプリキウイフルーツ」は、ヒット洋楽「恋のマイアヒ」の替え歌を、イメージキャラクター「キウイブラザーズ」がユーモラスに歌う。SNSを通じたキャンペーンなども積極的に展開し、商品のキウイの売り上げは前年比112%を記録。「消費者を動かしたCM展開10選」に選ばれた。

◆新元号、ラグビー…「今」を題材に

明治プロビオヨーグルトR-1「いまからR-1」篇

 新元号、ラグビーワールドカップ(W杯)、消費増税、そして来年の東京五輪とパラリンピック。2019年のトピックや注目の話題をテーマにしたCMも多く制作された。
 4月1日に新元号が発表されると、改元を題材にしたCMが次々に登場。明治の「明治プロビオヨーグルトR-1」は、大森南朋と吉田沙保里が改元をまたいだCMを展開。2人は「平成」の間はくす玉のひもを手にスタンバイ。「令和」が始まるとくす玉を割って新時代を祝った。
 ラグビーW杯では、大正製薬「リポビタンD」が、日本代表の選手が練習に励む姿を放送。10月の消費増税では、日本マクドナルドのCMに「嵐」の大野智が登場。店内飲食と持ち帰りの税込み価格を同一とすることを伝えた。
 東京五輪・パラリンピック関連では、グーグルが「みんなで、いい東京2020にしよう」と銘打ち、過去の開催国の人々が観光客へのもてなしや思い出を語る姿を映し、大会成功を願うイメージCMを公開した。

関連キーワード

PR情報

芸能の新着

記事一覧