きょう紅白 令和の初春へ夢歌う

2019年12月31日 02時00分
 「第七十回NHK紅白歌合戦」が三十一日午後七時十五分から生放送される。令和初の紅白は、メドレーなどゴージャスなステージが満載。二十八~三十日、本番の会場となる東京・渋谷のNHKホールで行われたリハーサルに集まった出演者たちは、スペシャルなひとときに向け、思いを募らせていた。 (原田晋也、酒井健、林啓太、花井康子)
 オープニングを飾るのは、紅組のFoorin(フーリン)。ヒットメーカー米津玄師(よねづけんし)が手掛けた「パプリカ」を、英語版も含めて披露する。出場歌手たちが“バックダンサー”として応援する。たけるは「後ろに雰囲気があった」、もえのは「温かく見守ってくれた」と力づけられた様子。りりこは「私たちが頑張らないと紅組が負けちゃうかも」と闘志をたぎらせた。

「パプリカポーズ」で笑顔のFoorin

 白組トップは郷ひろみ。名曲「2億4千万の瞳」でスタートダッシュを飾る。「本当に僕でいいのかな、僕の年齢(六十四歳)を分かっているのかなと考えたけど、振り切って次のバッターにつなげていきたい」と笑う。昭和、平成、令和と三つの時代での出場に「幸せなこと。見ている人が元気になれる最高の楽しさを伝えたい」。

音合わせを終え、元気いっぱいの郷ひろみ

 ベテラン天童よしみは、タレントMattのピアノの伴奏で「大阪恋時雨」を歌う。「実にすごいコラボ」と胸を張った。天童が写真の顔を人形のように加工する“Matt化”に挑戦。天童は「かわいいですよ。『誰?』みたいな」と笑い飛ばしていた。

スクリーンに映る「Matt化」した天童よしみ

 NHKのラグビーワールドカップのテーマソング「ECHO」を歌うLittle(リトル) Glee(グリー) Monster(モンスター)は、日本代表の勇姿の映像を背にしたステージ。本番では代表選手たちも登場する。manakaは「全員でパブリックビューイングで二回観戦し、声を出して本気で応援した。ステージ上で絶対ワンチームになります」と力強く語った。

ラグビー日本代表の勇姿を背景に熱唱するLittle Glee Monster

 乃木坂46は、大ヒット曲「シンクロニシティ」を欅坂46、初出場の日向坂46と合同でステージを飾る。センターの白石麻衣は、“坂道グループ”の共演に「ぎゅっと集まってパフォーマンスをするのは初めて。お祭りのように楽しくシンクロし合いたい」と意気込んだ。
 大トリは嵐。桜井翔は「二〇〇九年に初出場して、そこから十年で大トリとは夢のよう」と感慨深げ。一九年は二〇年末での活動休止を発表した。二宮和也は「今年一年をかみしめながらやれたら」と気合十分。「スペシャルメドレー」でのステージに、相葉雅紀は「デビュー曲と最新曲をやれるのはうれしい。感謝の気持ちを込めたい」。

熱唱する嵐のメンバー

 嵐は、米津が作詞作曲したNHK2020ソング「カイト」も初披露する。米津も交えた制作風景も紹介する。松本潤は「めっちゃいい曲。嵐をイメージして書いてくれたと聞いた」と感激していた。

◆内村、桜井、綾瀬の頭文字 「USAチーム」だ

司会の(左から)綾瀬はるか、内村光良、桜井翔

 総合司会の内村光良、紅組の綾瀬はるか、白組の桜井翔の三人はそれぞれの頭文字から「USAチーム」と宣言。綾瀬は「経験を生かして歌手の皆さんをサポートしたい」。内村は乃木坂46のステージにも登場予定で「私だけ浮きそうだけど、真剣にやりたい」。桜井は所属事務所の後輩Kis-My-Ft2の初出場に喜びをあらわにし「親戚のおじちゃんの気持ち」と笑った。

◆水森、今年も「魔法」

水森かおり

 水森かおりは昨年に続き、イリュージョンに挑む。木に花を咲かせたり、早着替えをしたり、五種類を披露するという。「昨年は(空中浮遊などに挑み)生傷が絶えなかったが、今年はなかった」と笑顔。奇術で身に着ける天板が重いはずだが「歌い始めたら軽く感じた」と高揚感たっぷりに本番を見据えていた。

◆菅田「すごいところ」

金髪スタイルで登場の菅田将暉

 人気俳優で初出場の菅田将暉(すだまさき)は「まちがいさがし」を歌う。髪を白っぽい金色に染め、額を全開にしたスタイルで登場。昨年は実家で番組を見ていたと言い、「すごいところに来たな、と。こんなところにいるんだと不思議な感じ。一生にそう何度もないこと」と感慨深げ。今年はドラマや映画、舞台などで主演し、多忙を極めた。報道陣に「今年の漢字一字」を問われ「濃い一年だった。命を懸けてやってきたので、『命』とか『魂』とか」と答えた。

◆氷川、イメチェン宣言

笑顔で登場した氷川きよし

 二十回目出場の氷川きよしは今年、イメージチェンジの印象が強かった。ステージでは人気アニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」のオープニング曲を含む「スペシャルメドレー」を披露する。「デビュー二十周年の年にイメージをぶち壊したいって思いがあった。演歌を歌うキャラのきよし君にはさよならして、私らしく、もっと自分を表現する」と宣言。「自分の個性を大事にし、人に励ましを送り続けられるアーティストでいたい」とすがすがしい表情だった。

◆ジャニーさん見て!! 教え子熱唱

本番さながらにリハーサルするジャニーズJr.

 七月に死去したジャニー喜多川が手掛けたミュージカルから、その劇中歌をSixTONES(ストーンズ)とSnow ManらによるジャニーズJr.がメドレーで披露する。SixTONESのジェシーは「この二グループで負けずに引っ張り合いながら、ジャニーズの新しい歴史を作り、日本のエンタメの良さを伝えていきたい」と語れば、Snow Manの岩本照(ひかる)は「ジャニーさんだったらいつも通り笑顔で『楽しんで』と声を掛けてくれると思う。自分たちが笑顔で楽しくパフォーマンスすることが恩返し。一回しかないこのステージに社長の思いとともに立ちたい」と誓った。

 ジャニーズJr.の次に登場するHey!Say!JUMPは、坂本九の名曲「上を向いて歩こう~令和スペシャルバージョン~」。山田涼介は「僕らも天国のジャニーさんに向けて、上を向いて歌っていけたら」と語った。

◆子どもたちも注目!!ディズニーなど豪華企画も

ディズニー映画のシーンを背に歌う中元みずき

 今回は紅白の枠を超えた豪華企画もめじろ押し。今年の話題を歌で振り返る。

 前半には、今年ヒットしたディズニー映画の音楽メドレー。中元みずきが「アナと雪の女王2」から「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」、ダイアモンド☆ユカイは「トイ・ストーリー4」の日本版主題歌「君はともだち」、中村倫也と木下晴香が実写版「アラジン」の「ホール・ニュー・ワールド」をそれぞれ歌う。子どもに大人気のアニメ「おしりたんてい」(Eテレ)のコーナーもある。

 後半では、ビートたけしが「歌手」として出演。下積み時代の思い出を歌った「浅草キッド」を披露する。松任谷由実は、ラグビーをテーマにした三十五年前の名曲「ノーサイド」を歌う。ラグビー日本代表選手も登場する。ほかに竹内まりや、「AI美空ひばり」らも出演する。

◆アニソン歌姫 ドキドキ

LiSA

 初出場の“アニソン歌姫”LiSAは今年のヒットアニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のオープニング曲「紅蓮華(ぐれんげ)」を披露する。「緊張するけれど、できることを精いっぱい、私らしい歌をライブのように届けたい」と抱負。紅白初出場が決まり「こんなにも人生で『おめでとう』っていわれることがあるんだなと思った。ふだんアニメをご覧にならない人たちからも、たくさん『おめでとう』と言われる」と振り返った。

◆ヒゲダン 夢舞台へ

ポーズを取るOfficial髭男dism

 初出場のロックグループOfficial髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)は、配信のストリーミングチャートで若い世代から圧倒的な人気を集めた「Pretender」を披露する。ステージで音合わせをしたボーカルの藤原聡はリハーサルを「テレビで見た景色だ」と初出場の感想を率直に話し、「自分たちが創ってきた音楽を届けられるように力を合わせてパフォーマンスしたい」と力を込めた。

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