<望 ~都の空から>明治神宮 未来へ続く100年の森

2020年12月6日 07時10分

表参道(中央下)と明治神宮や代々木公園。右後方は新宿副都心のビル群=渋谷区で、本社ヘリ「おおづる」から(芹沢純生撮影)

 11月1日、創建から100年を迎えた明治神宮。ご祭神は明治天皇とそのお后(きさき)の昭憲皇太后。毎年、国内外から約1000万人が参拝に訪れ、広大な鎮守の森としても知られる。
 人が木を植えてつくった森で、樫(かし)、椎(しい)、楠(くす)などの常緑広葉樹がうっそうと茂る。東京ドーム15個分に相当する約70ヘクタールの敷地には、約12万本の樹木が植えられた。このうち約10万本は献木で、全国の青年たち延べ約11万人が造営工事に参加した。
 森を起点として一直線に延びるのがケヤキ並木が美しい表参道で、ちょうどその付け根付近にJR山手線原宿駅が位置する。今年3月、90年以上親しまれてきた木造駅舎から、線路をまたぐ形での2階建て新駅舎に生まれ変わった。
 同神宮国際神道文化研究所主任研究員の今泉宜子さんは「明治神宮を造営した先輩方は、100年がかりでこの広大な空間を東京に実現しました」と指摘する。今年はコロナ禍ながら、家族の健康を願う参拝者の姿も目立った。今泉さんは「未来の展望は広く大きなスケールで持ちたいものです」と話す。 (吉原康和)

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