アンギラス歓喜 初優勝 開催地枠出場チーム初

2020年12月6日 08時19分
 開催地代表として初となる、アンギラスの初優勝で幕を閉じた第12回大会。優勝のアンギラス、準優勝の小平フレンズの奮闘と、参加全16チームによる、4日間にわたる熱戦を振り返ります。

◆全員で攻めて守った

 1−1で迎えた、野火止コンドルズとの1回戦最終7回。無死一、三塁のピンチで、木代勝美監督がベンチを出た。
 「申告敬遠お願いします」
 迷うことなく満塁策をとる指揮官も指揮官なら、落ち着き払ったマウンドの5年生投手・秋葉陽平、きっちり守り切った野手陣にも驚きだ。これだけではない。その後のタイブレークでも、相手走者が三塁に進むや、またしても満塁策をとり0封。思いつきではない。想定内なのだ。

2回、スクイズを決めるアンギラスの大川伊織

 「いつも練習はしてますから」
 薄氷を踏む思いの勝利に、木代監督は胸をなで下ろしていたが、同じような展開となったゼットタイガーとの2回戦もタイブレーク延長勝ちを収め、準決勝も競り勝った。

力投する八王子アンギラスの大西

 全員でつないで得点し、全員で守る。難しい命題だが、この大会のアンギラスは、それがすべてできていた。決勝こそコールド決着だったが、その得点も、多くは四死球や敵失から、足を絡めて奪ったもの。「すごく良い投球ができた」とエースの大西快はニコニコ、友成隼佑主将も「全員で攻めて、全員で守れました!」。
 新型コロナの影響で、春は集まって練習できず、チームづくりも難しいシーズンだったが、「この大会で、ようやく良いチームになったと思います」と木代監督。「これで終わりはもったいないなあ…」。そのモヤモヤは、選手たちが中学、高校での活躍で、晴らしてくれるはずだ。

優勝が決まり喜ぶアンギラスナイン

◆優勝メンバー◆
(10)友成隼佑(0)内田栞(1)大西快(2)和田光矢(3)石渡勝太郎(5)金子大毅(6)田畑快(7)大川伊織(8)福島聡太(9)山田直人(11)廣瀬悠人(13)秋葉陽平(14)佐藤謙真(15)黒澤一翔(16)石渡瑠莉(17)海馬沢虎太郎(18)藤川沙蘭(20)高橋翔磨(22)石坂縁(23)藤川朱璃(24)塚本統真(27)宮下爽来(32)小川勇士(33)永井柚希(35)永井梨月

◆大健闘 準優勝 小平フレンズ

準優勝の小平フレンズは4人の6年生を中心に一丸となって戦った

 「決勝はよそ行きの試合でしたね。力を出し切れなかったなあ…」
 天を仰いだ小平・神山俊明監督だったが、その表情はすがすがしかった。「ここまで、本当によく戦ってくれたと思います」
 6年生わずか4人、全13選手で臨んだ今大会。「僕たちが思っていた以上に、選手たちが戦いの中で成長してくれた」。必然的に「全員野球」が求められる戦いの中で、6年生がリーダーシップをとり、一丸となって戦う形が出来上がった。「コロナ禍で、一番難しい部分。大会を開いてくれたことに、とにかく感謝です」

5回、ランニングホームランを放ちガッツポーズする小平フレンズの財田

 決勝で最終回となった5回、特大の右越えランニング本塁打を放った財田和真は「ネット裏(の応援席)から、お父さんの『楽に打ちなさい』っていう声が聞こえたんです」。選手も、ベンチも、そして応援席も一体となって戦った、ことし唯一の大舞台。学童野球の集大成は、選手たちの、今後のさらなる飛躍を予感させる内容だった。
◆準優勝メンバー◆
(10)山本慈英(1)財田和真(2)小沼慶(3)萩原快晴(4)小田島時生(5)梅田宏平(6)本多一琉(7)栗島瑠花(8)藤本天音(9)庄島大惺(11)濱松彦淳(13)小林優希
      ◇
【決勝戦評】 アンギラスは初回に1番・秋葉の二塁打から先制点を奪うと、2、3回には四死球に足を絡め無安打で1点ずつを追加。4回に田畑、大川の連打から打線に火が付き3点を奪うと、5回に内田の適時打でコールド勝ちを決めた。小平はアンギラス・大西を攻めあぐね、終盤に財田が右越え2ランを放つなど追い上げたが及ばなかった。
▽決勝
小平フレンズ
00012|3
11134x|10
アンギラス
(5回コールド)
(小)山本慈英、小林優希、小沼慶−梅田宏平
(ア)大西快−田畑快
本塁打 財田和真(小)
      ◇

◇MVP アンギラス・大西快


◇敢闘賞&ホームラン賞 小平フレンズ・財田和真


◇ホームラン賞

小金井ビクトリー 山根育

日野わかくさクラブ 関上翔真

立川スネークス・フェニックス 滝沢崚太


◇セガサミー賞16選手

(前列左から)
武藤龍柊(町田ライオンズ)
峯山誠(日野わかくさクラブ)
鈴木大賀(用賀ベアーズ)
寺島千叶(コンドルズ)
(後列左から)
藤本天音(小平フレンズ)
永島大賭(篠崎ホーマーズ)
山崎琉人(津久戸小学校少年野球教室)
久保博史(小金井ビクトリー)
(前列左から)
深野太郎(オール鉄砲洲)
齋藤すみれ(ゼットタイガー)
都築良太(深川ホークス)
川畑那由他(向台リトルライオンズ)
(後列左から)
出口浩紀(野火止コンドルズ)
伊藤聖(板橋南ファイターズ)
石坂縁(アンギラス)
間野靖隆(立川スネークス・フェニックス)
      ◇
▽1回戦
小金井ビクトリー(小金井)
00013|4
04104|9
篠崎ホーマーズ(江戸川)
(5回時間切れ)
(小)金子慈詠、四倉陽翔、薬師寺海吏−山根育
(篠)伊藤絢香、堀尾旬−佐野太軌
本塁打 山根(小)
用賀ベアーズ(世田谷)
000000|0
012121|7
日野わかくさクラブ(日野)
(6回コールド)
(用)上原佳愼、久保舜−渡部球
(日)荒井究士−八角凜惺
本塁打 関上翔真(日)
コンドルズ(練馬)
101001|3
02103x|6
小平フレンズ(小平)
(6回時間切れ)
(コ)野島悠介、神谷修司−坂本琢磨
(小)山本慈英、小林優希−梅田宏平
津久戸小学校少年野球教室(新宿)
70020|9
10000|1
町田ライオンズ(町田)
(5回コールド)
(津)平川尚幸、櫻庭遼太郎−櫻井一滋
(町)武田拓磨、塚原杏吏−飯塚康太
オール鉄砲洲(中央)
1000|1
904x|13
向台リトルライオンズ(西東京)
(4回コールド)
(オ)秋山斗聖、小嶋己太郎−高橋奏介
(向)松本忠澄、町田結人−川嶋崇斗
深川ホークス(江東)
002000|2
001011|3
立川スネークス・フェニックス(立川)
(6回時間切れ)
(深)橋本陽馬、岩田陽亮−上堀亮
(立)冨樫貴琉、清水蒼亮−塚原陸
板橋南ファイターズ(板橋)
10000|1
2030x|5
ゼットタイガー(大田)
(5回時間切れ)
(板)溝口湊太郎、野口翔磨−秋葉雄介
(ゼ)泉和輝、伊藤大輝−岡元陽向、泉
アンギラス(八王子)
00001001|2
00100000|1
野火止コンドルズ(東久留米)
(タイブレーク8回)
(ア)大西快、秋葉陽平−田畑快
(野)趙安達、萩原旭、日高旬−並木結汰、趙
▽2回戦
篠崎ホーマーズ
036000|9
301020|6
日野わかくさクラブ
(6回時間切れ)
(篠)伊藤絢香、堀尾旬、勝部翔太−佐野太軌
(日)荒井究士、関上翔真−八角凜惺
津久戸小学校少年野球教室
1000001|2
100110x|3
小平フレンズ
(津)櫻庭遼太郎、平川尚幸、櫻井一滋−櫻井、平川
(小)山本慈英、小林優希−梅田宏平
向台リトルライオンズ
0000|0
823x|13
立川スネークス・フェニックス
(4回コールド)
(向)菅野惺之輔、松本忠澄−川嶋崇斗
(立)冨樫貴琉−塚原陸
本塁打 滝沢崚太(立)
アンギラス
00100002|3
00000010|1
ゼットタイガー
(タイブレーク8回)
(ア)大西快、秋葉陽平−田畑快、大西
(ゼ)泉和輝、伊藤大輝、松尾一平−岡元陽向、泉
▽準決勝
小平フレンズ
201100|4
000030|3
篠崎ホーマーズ
(6回時間切れ)
(小)山本慈英、小林優希−梅田宏平
(篠)伊藤絢香、堀尾旬−佐野太軌
立川スネークス・フェニックス
000010|1
00210x|3
アンギラス
(6回時間切れ)
(立)冨樫貴琉、清水蒼亮−塚原陸
(ア)大西快、秋葉陽平−田畑快、大西
(東京中日スポーツ)

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