新型コロナ入院優先度を神奈川県が点数化 臨月妊婦は6、肥満は1、糖尿病は2…全国初、病床空き状況切迫で

2020年12月7日 21時05分

神奈川県庁

 神奈川県は7日、新型コロナウイルス患者の年齢や基礎疾患などを点数化し、一定の点数以上の人を優先的に入院させる新たな入院基準の運用を始めた。これまでは国の示した基準に従い「65歳以上」「基礎疾患あり」「妊婦」の感染者は無症状でも原則入院させていた。独自に入院基準を策定したのは全国初という。入院患者がこれまでの半分に減り、病床の確保につながるとみている。
 県が示した「入院優先度判断スコア」は、合計5点以上を入院の目安とし、中等症の目安とされる「酸素投与が必要」が5点。年齢では「75歳以上」は3点、「65~74歳」は2点。基礎疾患などの「ハイリスク要因」が1項目当たり1~2点とし、複数あれば足す。「糖尿病」「がん治療中」などは2点、「臓器移植後」や、肥満度の目安となる体格指数(BMI)が30以上の「肥満」などは1点とした。
 合計5点に満たなくても、診断した医師の判断で入院することがある。
 入院と判断されなかった人は、県内に1万6000室確保しているホテルか、自宅で療養することになる。療養者には1日2回、無料通信アプリ「LINE」で体調確認をし、連絡が取れない場合は保健師が電話や訪問で体調を聞き取る。新基準で点数が比較的高い療養者には、血中の酸素が十分あるかどうかを測る機器を貸し、体調が悪化すればオンライン診療や入院につなげる。
 県内では4日現在、すぐに使える病床757床(うち重症用89床)のうち、449床(同65床)が埋まっており、状況は切迫している。(志村彰太)

PR情報

神奈川の新着

記事一覧