高尾山薬王院 貫首に佐藤秀仁僧正 27年ぶり交代

2020年12月8日 07時19分

薬王院本堂に向かう佐藤貫首(中央)=八王子市で

 八王子市の高尾山薬王院の第三十三世貫首に就任した佐藤秀仁僧正(50)の入山式が七日、営まれた。貫首の交代は二十七年ぶり。紫色の法衣を身に着けた佐藤貫首は、山伏を先頭に山麓の別院「不動院」を出発。参拝客や土産物店店員らにあいさつしながら練り歩き、ケーブルカーを使って薬王院本堂に向かった。
 大本堂で執り行われた入山式では貫首就任後、初の法要を実施。この後、僧侶や総代ら約百人を前に「歴代貫首の『愛山護法』の精神を受け継ぎ、地域が高尾山を愛する心を大切にしたい」とあいさつした。
 さいたま市西区から新貫首の姿を見に来た女性(78)は「お経が上手だし、声はよく通る。いつも通りご立派でした」と感激した様子だった。
 佐藤貫首は一九九〇年に薬王院に入山。教務部長や執事を歴任した。前任の大山隆玄大僧正(86)は体調上の理由で退任を決めた。
 高尾山薬王院は、奈良時代の天平十六(七四四)年に、行基が開山。現在は真言宗智山派の寺で「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」と並ぶ三大本山とされている。
  (布施谷航)

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