<秩父点描>子ども歌舞伎 小鹿野の小中生が熱演 感染拡大で無観客発表会

2020年12月8日 07時41分

熱演を披露する小鹿野町子ども歌舞伎のメンバー。右端が中野さん=小鹿野町観光交流館多目的ホールで

 小鹿野町の小中学生らでつくる小鹿野子ども歌舞伎の発表会が六日、同町観光交流館多目的ホールで開かれた。
 子ども歌舞伎は、毎年十一月の歌舞伎・郷土芸能祭での上演をはじめ、全国各地で出張公演を行うなどの活動を続けている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で郷土芸能祭は中止になったが、これまでの稽古の成果を披露する場をつくろうと、関係者らが無観客での発表会を企画した。
 舞台では、メンバー十四人が二グループに分かれて「白浪五人男稲瀬川勢揃(ぞろ)い之場」を熱演。「志ら浪」と染め抜かれた傘を手に五人が次々にせりふを口にすると、見守った関係者らから大きな拍手が湧いた。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも生配信された。
 子ども歌舞伎は中学二年で卒業することが決まっており、この日が最後の舞台となった町立小鹿野中学校二年の中野迅(じん)さんは、化粧を施して舞台を務めた。終演後、メンバーからこれまでの感謝を込めた記念の色紙を手渡され、中野さんは「緊張したが、自分なりにできてよかった。とてもいい最後を迎えられてうれしい」と満足そうに話した。 (久間木聡)

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