私たち「温泉芸」頑張ります 箱根園、ゴマフアザラシの赤ちゃん2頭入園

2020年12月9日 07時27分

箱根園水族館で泳ぐゴマフアザラシの赤ちゃん=いずれも箱根町で

 箱根町のレジャー施設「箱根園」の水族館にゴマフアザラシの赤ちゃん二頭が仲間入りした。湯船につかるしぐさの「温泉芸」で人気のバイカルアザラシのアッシュ(オス、十七歳)と同じプールで暮らす。海水が基本のゴマフアザラシと、アザラシの中で唯一淡水にすむバイカルアザラシの同居は全国初という。 (西岡聖雄)
 赤ちゃんは共にメスのぼたんとひまわりで、体長一二〇センチ前後。山形県鶴岡市の加茂水族館で今春生まれた三頭のうち、二頭を譲り受けた。十一月二十六日にアッシュと初対面し、三頭一緒に泳ぐ姿もみられる。

温泉芸を見せるアッシュ

 箱根園水族館は三十年以上前からバイカルアザラシを飼育し、多い時は七頭いた。他園への譲渡や老衰などで数が減り、今は高齢のアッシュしかいない。だが、ロシアのバイカル湖だけに生息し、現地の保護方針で補充は難しいという。
 このためゴマフアザラシを加え、温泉芸などを継承させたい考えだ。担当の小杉智花さん(23)は「二頭の赤ちゃんが名前のようにショーの花に育てば」と期待している。
 園内のミニ動物園「だっこして!ZOO!」も、バードショーを計画している。来春の定例開催を目指し、タカやペリカン、インコをトレーニング中だ。

飛行訓練をするタカ

 火山活動などで観光客が減った昨年、沈む箱根の飛翔(ひしょう)を願い、島田直明園長(58)が発案した。合図でタカが飛ぶ距離は、初期の二十メートルから五十メートルに延びた。ペリカンは客が鈴で呼ぶと、とぼとぼと歩いてくる。迫力のあるタカとユーモラスなペリカンは対照的だ。
 訓練は無料で見学できる。島田さんは「コロナ禍で人と人の接触は減っているが、動物と触れ合えば癒やされる。将来はミニブタやカピバラのショーも考えたい」と意欲を燃やす。
 入館料(大人)は水族館千五百円、ミニ動物園千円、セット券千八百円など。問い合わせは箱根園=電0460(83)1151=へ。

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