<華宝塚>役に染まり、柔軟な芝居を 彩凪翔(雪組)

2019年8月8日 02時00分

「(犬の)チワワが大好き。猫カフェにも行きます。癒やされます」と話す彩凪翔=東京宝塚劇場で

 幕末、奥州盛岡・南部藩の下級武士として生まれ、家族を救うため脱藩し新選組隊士となった吉村貫一郎の人生を描く雪組公演「壬生(みぶ)義士伝」(浅田次郎原作)。剣客集団・新選組の副長、土方(ひじかた)歳三を演じている。
 「土方は多くを語らなくても常に先のことを考えている人」と人物像を分析。「荒れ狂った若い隊士をまとめる(人としての)大きさが求められると思う。せりふ以外のしぐさなども日々考えています」と土方像を探り続ける。「血も涙もない怖い人として取り上げられがちですが、本当は人間味のある人だと思う」と想像をふくらませる。
 第二部のショー「ミュージック・レボリューション!」は、さまざまなジャンルの音楽世界が繰り広げられるダイナミックな舞台。「時代劇から一転して振り切った舞台で、開放感があります」と目を輝かせる。
 もともと人見知りだったが、中学二年の時に宝塚の舞台を初観劇して人生が変わった。「衣装、照明などすべてが衝撃的すぎて…」。帰宅後から宝塚漬けの日々が始まり、舞台めざして一直線。
 入団十四年目。一人前の目安として「男役十年」といわれるが、男役追究は「尽きない」という。「いろんな役に染まり、柔軟な芝居ができたら。『こんな彩凪見たことない』と言っていただけるような舞台を務めたい」。さらなる高みをめざす。 (山岸利行) 

●●三つの質問●●

 (1)無人島に何か一つだけ持っていくとしたら?
 -1人では耐えられないので友達か仲間。物だとしたら、明かり。怖がりなので。
 (2)「幸せだなあ」と感じるときは?
 -苦しんでつくり上げた舞台に立ち、拍手をいただいたとき。
 (3)1週間休みがあったら何をしますか?
 -パリのオペラ座などに行ってみたい。フランスが舞台の公演の経験はありますが、実際にはまだ行ったことがないので。

◆会える

 10月11~17日、神奈川芸術劇場での雪組公演「ハリウッド・ゴシップ」に出演予定。
<あやなぎ・しょう>
(1)出身地=大阪市
(2)出身校=市立八阪中学
(3)入団年=2006年
(4)愛称=しょう
(5)趣味=映画・舞台鑑賞
(6)好きな食べ物=アイスクリーム、和菓子

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