男役から新たな道へ 元宝塚・七海ひろき メジャーデビュー

2019年8月6日 02時00分
 宝塚歌劇団を今春退団した七海(ななみ)ひろきが、ミニアルバム「GALAXY」(8月21日発売)でメジャーデビュー、新たな道を歩み出す。「これからも好きな舞台の仕事をやっていきたいが、新しいことにもチャレンジしたい」と芸域を広げることに意欲を見せる。 (山岸利行)
 宝塚の舞台で華のある男役スターとして十六年活躍し、惜しまれながらも三月に退団。「人生の原点」だった宝塚では「男役七海」を貫いた。これからは「無印の七海ひろき。新たな世界を泳いでいきたい」と語る。
 音楽でのメジャーデビューも新たな世界の一つ。アルバム収録七曲のうち、新作五作品を自ら作詞した。「ありがとう」には、これまで支えてきてくれた人への感謝が、「START!!」には、未知の世界へ飛び込む人へのエールが、それぞれ託されている。「これまで応援してくださった方々への感謝、これからこうありたいという自分のストレートな気持ちを込めました」
 声優の仕事や、東京、大阪でのワンマンライブ、クリスマスディナーショーなどもすでに決まっている。「たった一度の人生。平たんな道を行くより新しいことをやってみようという気持ちです」
 とはいえ、長い間舞台に立ち続け、「これからも芝居を通して表現していくことを一生やっていきたい」と将来を見据える。
 宝塚の男役スターが退団後、女優として活躍するケースは多いが、第二のスタートにあたって「男の俳優さんの中に入って男の役をやってみたい」と熱く語り、さらに「宝塚の男役とは違う、性別に関係ない人間としてすてきな役も」と、今後に向けての夢は広がる。
<ななみ・ひろき> 水戸市出身。2003年3月、宝塚歌劇団入団。09年、「薔薇(ばら)に降る雨」の新人公演で初主演。その後、「風と共に去りぬ」など宝塚の舞台に多数出演。19年3月、退団。
 東京でのライブは20日、王子・北とぴあさくらホール、9月20日、青砥・かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで。

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