尾身氏「東京のGo To、一時停止を」 新型コロナ感染拡大で 緊急事態宣言には「至ってない」

2020年12月9日 20時10分

衆院厚生労働委で答弁する政府の感染症対策分科会の尾身茂会長

 新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は9日、衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、「Go To トラベル」について、東京などステージ3相当の地域については一時停止すべきとの考えを示した。
 尾身氏は「分科会はステージ3相当の地域は、感染のこの状況を打開するには、Go Toを含めて人の動き、接触を控える時期だと思う」と指摘。さらに「ステージ3ということは東京を含めて一時停止すべきか」との質問に「分科会はそう思っています」と答えた。立憲民主党の山井和則氏への答弁。
 現在、東京発着のGo Toは、高齢者や持病のある人に利用自粛を求めている。都医師会の尾崎治夫会長は8日、この点について、医療崩壊への危機感を示し「すべての年代で一度、人の移動を止めることが効果的と思っている」と発言。山井氏はこの点について見解を求めた。
 一方、尾身氏は「地域によっては極めて重要な時期に差しかかっているが、国として緊急事態宣言を出すステージには至っていない」と述べた。
 医療体制がひっ迫する北海道旭川市を念頭に「個別の地域にとって極めて医療に負担がかかっている」と分析。その上で「国が緊急事態宣言を出すことと、各地域が緊急事態相当の状況にあるということが少し違う」と述べた。立憲民主党の中島克仁氏への答弁。

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