<華宝塚>役を掘り下げて成長 美園さくら(月組)

2020年12月10日 07時30分
 月組公演「『ピガール狂騒曲』〜シェイクスピア原作『十二夜』より〜」(来年一月三日まで、東京宝塚劇場)で、フランスの女性作家、ガブリエルを演じている。時代設定は一九〇〇年、舞台はパリの歓楽街、ピガール。夫のゴーストライターであることに嫌気がさし、別れを決意したところ、秘密を抱えたジャック(珠城(たまき)りょう)と出会って…。
 夫婦関係、自立した生き方、ジャックとの恋模様など、多様な表現が求められる難役。ガブリエルを「自分のやりたいことに突き進む力強さを持っている人」ととらえる。「この役ができたら人として成長できると思い」厳しい稽古を積んできた。
 コロナ禍で五カ月遅れの公演だが、「幕開きで涙しているお客さまもいらっしゃって、忘れられない景色の初日でした」。
 レビューは、「WELCOME TO TAKARAZUKA−雪と月と花と−」(坂東玉三郎監修)。クラシック音楽に乗せた日本舞踊での群舞は圧巻。玉三郎の「音楽を体に流し込んで」とのアドバイスに納得し、「西洋音楽も日舞も神髄は一緒ということが大発見でした」と声を弾ませる。
 二年前にトップ娘役に就任、愛らしく快活で、時には妖艶なヒロインをつとめてきたが、来年八月に退団する。「作品と向き合い、役を掘り下げていきたい。まだ発展途上です」。舞台探究の道は続く。 (山岸利行)

●● 三つの質問 ●●

 (1)無人島に何かひとつだけ持っていくとしたら?
 −何かな?(しばらく考えて)最近意識して飲んでいるプロテイン。タンパク質は体をつくります。
 (2)「幸せだなあ」と感じるときは?
 −おいしいものを食べているとき。(コロナ禍で)最近はずっと外食に行ってませんが、焼き肉、特にタン塩が食べたい。
 (3)1週間休みがあったら何をしますか?
 −青い海に浮かぶギリシャのミコノス島に行くのが夢です。
 ※2021年3月15、16日、美園さくらミュージック・サロン「FROM SAKURA」(東京・新橋の第一ホテル東京)に出演予定。
<みその・さくら>
(1)出身地=東京都江戸川区
(2)出身校=大妻高校
(3)入団年=2013年
(4)愛称=さくら、さくちゃん
(5)趣味=洋画鑑賞、美術館巡り
(6)特技=数学

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