東京駅前の1980円PCR検査、開業2日で移転へ 申し込み殺到、「密」回避へ

2020年12月12日 11時01分

JR東京駅近くにオープンした民間PCR検査施設の開業時の様子=東京都中央区で

 新型コロナウイルスのPCR検査が1回1980円(税込み)で受けられるJR東京駅近くの民間検査施設が、オープンから2日で移転を決めたことがわかった。申し込みが殺到し、「密」を避けるため、より広い場所に移る。14日からの再開を目指している。施設の運営会社は「こちらの想定を大幅に上回る問い合わせが来ている。より安心、安全に検査をできる態勢を整えたい」と話している。(デジタル編集部・三輪喜人)
 施設は、10日に開業した「SmartAmp Station“駅前検査”」。申し込みはインターネットのみで、同日午前零時に受け付けを始めると、アクセスが殺到。サーバーがダウンして、つながりにくい状態が続き、受付を一時停止した。
 開業前は1日の検査件数を300件程度とみていたが、すでに約5000人が申し込み、100社以上の企業からの問い合わせがあることなどから、現在よりも広いスペースが確保できる場所へ移転を決めた。移転先は中央区日本橋3で東京メトロ日本橋駅やJR東京駅の近く。サーバーを増強し、引っ越しした上で、14日からの受付再開を目指している。
 検査施設は、理化学研究所発のベンチャーで、検査試薬の販売開発をする「ダナフォーム」の子会社「SS Dnaform」が運営する。同社によると、1日6000件を検査できる態勢を整える予定。
 同社の広報担当者によると、東京から帰省する大学生や出張の会社員などが検査を受けている。受け付けの一時停止中にも問い合わせが相次ぎ、「親が手術をする前に会いたい。何とか検査を受けられないか」など切実な声が寄せられているという。担当者は「多くの人が検査を安心して受けられるように検査態勢を充実させていきたい」と話した。

◆独自のPCR検査法で低価格に

 理化学研究所と神奈川県衛生研究所が共同で開発した独自のPCR検査法「SmartAmp 法」を使用。自社開発の試薬や装置を使うことで低価格を実現した。 従来のPCR検査は、特許の使用料などで値下げには限界があるという。
 検査は、綿棒のようなもので唾液を採取して、ウイルスの感染を調べる。検査に必要な時間は3分ほど。採取した唾液は都内の検査所に運ばれ、結果は翌日メールで通知される。当日に結果を知ることもでき、その場合は検査料金が9900円(税込み)になる。
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