VRを駆使して人気漫画を能に 8月に「攻殻機動隊」

2020年4月10日 02時00分

プレ上演されたVR能「攻殻機動隊」=東京都千代田区で

 人気漫画と能が合体したVR(仮想現実)能の舞台「攻殻機動隊」(東京・世田谷パブリックシアター、八月二十一~二十三日)のプレ上演舞台あいさつが、東京都千代田区の明治大学アカデミーホールで行われ、シテ方観世流能楽師の坂口貴信、川口晃平、谷本健吾、シテ方喜多流能楽師の大島輝久らが出席した。
 専用メガネなしでVRを楽しめる最先端技術を駆使して、日本を代表する伝統芸能と大ヒットSF漫画を融合させた、まったく新しい能舞台。「攻殻機動隊」は士郎正宗原作の漫画で、近未来の電脳化社会で活躍する公安組織の物語。
 この日は約五分間上演された。川口扮(ふん)する主人公の草薙素子(くさなぎもとこ)が浮かび上がったり消えたりしながら舞う幻想的な舞台で、観客の目をくぎ付けにした。
 今回の試みについて坂口は「七百年前の古典文学を題材にした能は、難しく、堅苦しいイメージがある。この先も能が何百年も続いていくためには、若い人が能に触れるきっかけを作らないといけない」と説明。「今回の作品は能楽堂でやることは絶対にないので見逃さないで。評判が悪かったら二度とやりません」とアピールした。

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