氷上から笑顔届ける 酒々井町の高3・吉岡詩果さん 2年連続、全日本フィギュア出場

2020年12月13日 07時41分

全日本選手権に向け意欲を語る吉岡詩果さん=千葉市のアクアリンクちばで

 酒々井町在住の吉岡詩果(しいか)さん(18)=植草学園大付属高三年=が、全日本フィギュアスケート選手権(二十四日開幕、長野市)に二年連続で出場する。十一月上旬に開かれた最終選考会の東日本選手権(甲府市)で2位となり、上位九人の出場権をつかんだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で十分な練習が積めないが、「見た人が笑顔になる演技をしたい」と前向きだ。 (中谷秀樹)
 吉岡さんは、昨年の全日本選手権で初出場で10位と健闘した有望株。「昨年の全日本選手権は、たくさんの人の前で滑って緊張よりも気持ちが良かった。今年も順位を意識せず、ノーミスの演技をしたい」と意気込む。今年の東日本選手権は、二〇一八年世界選手権銀メダリストの樋口新葉(わかば)、本田真凜(まりん)両選手らコロナ禍で海外の試合を自重した有力選手が出場し混戦だった。吉岡さんはジャンプのミスがあったが、音楽をとらえた表現豊かな滑りで高評価を得た。優勝は樋口選手で価値ある2位だった。
 台風に続きコロナが試練を与えた。練習拠点のアクアリンクちば(千葉市美浜区)は、昨年九月の台風15号被災で閉鎖され、今年六月に復旧したが、新型コロナ感染防止の観点から利用者の密を避けるため、フィギュア選手は一般営業の時間帯は滑走禁止とされ、夜間に練習仲間でリンクを貸し切って滑った。
 滑走禁止は十一月二十四日に解禁されたが、マスク着用など制限が付き、通常一日三〜四時間の氷上練習がいまだに十分に積めていない。吉岡さんは山梨県や大阪府など県外に遠征して補う。
 吉岡さんは「自分は恵まれている方で、もっと練習ができない選手もいる。周りに感謝です」と話す。年末はステイホームで大会をテレビ観戦する人も増えそう。「今年はコロナで自分にとっても高校が休校になり、スケートでも大変な一年だった。見た人が少しでも元気になる演技を届けたい」と誓った。

女子フリーで演技をする吉岡詩果さん=甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナで

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