睡眠剤混入は7月ごろ 担当者「記憶にない」 小林化工の水虫薬服用の女性死亡

2020年12月13日 09時26分
爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していた問題で、陳謝する小林化工の小林広幸社長(中央)ら=12日午後、福井県あわら市で

爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していた問題で、陳謝する小林化工の小林広幸社長(中央)ら=12日午後、福井県あわら市で

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」は12日、同社製造の爪水虫治療薬を服用した患者に健康被害が出ている問題で、担当者が誤って睡眠導入剤成分を混入させたのは今年7月ごろだと明らかにした。担当者は会社側の聞き取りに対し、混入について「記憶にない」との趣旨の説明をしており、同社は今後、第三者に依頼して原因を調査し再発防止を図る。
 また、薬を服用して10日に亡くなったのは、首都圏の病院に入院していた70代女性だったことも判明。同社は服用との因果関係を調べる。同社への健康被害報告は12日午前零時までに134件あり、自動車運転中などの事故は15件、救急搬送や入院例は33件に上る。
 小林化工によると、担当者は7月ごろ、製造過程で原料を継ぎ足す際、本来入れるべき成分が入った小型缶と、睡眠導入剤成分が入った大型容器を取り違えた。
 規定では、原料を取り出す際と量る際にはいずれも2人態勢での確認が必要だが、当時は徹底されていなかったという。(共同)
 
 

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