「牛込駅」ここにあった 村井美樹さん

2020年12月15日 07時06分
 少し前まで、JR飯田橋駅のホームは急カーブ上にあり、電車とホームの隙間が大きく空いていて「都内で最も危険なホーム」と呼ばれていました。今年の7月、安全対策のため、ホームは200メートル新宿寄りに移設され、西口駅舎も新しくなりました。
 実はこの新ホーム、JR中央線の前身・甲武鉄道の「牛込駅」があった場所に位置しています。牛込駅は1894(明治27)年に開業しましたが、複々線化に伴い牛込駅と隣の飯田町駅を統合、中間に飯田橋駅が造られたため、1928(昭和3)年に廃止されました。
 西口を出てすぐの牛込橋から新ホームを見下ろすと、90年の時を超えて、忘れられていた牛込駅がよみがえったよう!=写真。牛込駅舎があった場所には、現在ピザ店と薬局が建っていて、左右に石垣の遺構がひっそり残されています。
 駅前には他にも歴史的遺構があり、江戸城・牛込見附の立派な石垣も。牛込見附を建設した「松平阿波守」の文字が刻まれた石垣も保存されています。散策の後は、近くの「カナルカフェ」でひと休み。テラス席はお堀ごしに中央線や総武線の電車や新ホームが見られて最高! 冬は夜のライトアップもロマンチックできれいですよ。

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