コロナ感染者、受け入れ待ちが入院患者を上回る 医療体制ひっ迫が現実に 千葉県

2020年12月15日 07時53分
千葉県庁

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 新型コロナウイルスの県内感染者について、千葉県は十四日、受け入れ病院の準備が整わず自宅待機などする「入院調整中」の感染者が、入院患者を上回ったことを明らかにした。現在の医療提供体制「フェーズ3」(病床確保数七百五十六床)の逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びてきた。
 この日、開かれた県議会の健康福祉常任委員会で県が説明した。県によると、最新確定値の入院者三百三十一人に対し、入院やホテル療養待ち、自宅療養検討などの「入院調整中」は三百七十八人。県は、感染者について、入院またはホテル療養を原則としており、病床稼働率は43・8%となっているが、入院調整中の員数は含まれていない。担当者は「一つの病院で三十床空いていても同じ日に三十人を受け入れるのは難しい」と調整が必要な理由を説明した。
 また、入院協力金など医療機関への交付金について、一日現在申請された総額百二十一億円(四百二十件)のうち、現場に届いているのは四十一億円(百九十五件)にとどまっていることも判明。書類の不備などが理由という。
 また、六十歳以上の感染者が十一月以降は九月の三〜四倍のペースで増加。森田健作知事は高齢者らに対し、飲酒を伴う長時間の会食や東京など感染拡大地域への移動を自粛するよう呼びかけた。 (中谷秀樹)

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