米大統領選でバイデン氏の勝利確定 選挙人投票で306人獲得 トランプ氏は「諦めない」

2020年12月15日 10時56分

14日、米ペンシルベニア州ハリスバーグで投票する大統領選挙人=ロイター・共同

 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選で次期大統領を正式に選出するための選挙人投票が14日、全米50州と首都ワシントンでそれぞれ行われ、民主党のバイデン前副大統領(78)が過半数を獲得し、勝利が確定した。ハリス上院議員(56)の副大統領当選も同様に確定した。

バイデン次期米大統領=ロイター・共同

 全選挙人538人(過半数270人)のうちバイデン氏は306人、共和党のトランプ大統領(74)は232人を獲得した。選挙人の投票は来年1月6日に連邦上下両院合同会議で集計され、当選が正式に認定される。バイデン氏は同20日に第46代大統領に就任する。
 バイデン氏は14日、国民向けに演説し「選挙人票でも半数をはるかに超えたことは明確な勝利だ」と強調。「民主主義が勝った。次のページに進む時が来た」と団結をあらためて訴えた。

◆トランプ氏は議会での集計に異議か

 トランプ氏は「不正が行われた」と敗北を認めていないが、複数の訴訟が連邦最高裁に退けられるなど法廷闘争はほぼ完敗。激戦州の東部ペンシルベニア州など共和党が多数を占める複数の州議会には、トランプ氏を勝者とする選挙人を任命するように動いたが、各州議会は応じなかった。
 トランプ氏は「諦めない」とし、周辺には連邦議会の集計で異議を申し立てる動きもあるが、結果を覆すことはできないとみられている。
 今回の大統領選でバイデン氏は、一般有権者の投票で過去最多となる約8100万票を獲得。トランプ氏は約7400万票だった。各州と首都ワシントンの選挙人はそれぞれ、一般有権者による選挙結果通りに投票し、民意に従わず別の政治家に投票する「不誠実な選挙人」はいなかった。

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