絵本作家12人カレンダーでエール…原発事故避難の子どもら支援、2021年版を販売

2020年12月16日 12時00分
 2011年3月の東京電力福島第一原発事故により今も不安を抱え、影響を受け続けている子どもたちを支援しようと、12人の絵本作家がイラストを寄せた「おうえんカレンダー2021」が販売されている。(柏崎智子)

12人の絵本作家がイラストを寄せた「おうえんカレンダー」2021年版=いずれも応援カレンダープロジェクト提供

 原発事故から間もなく10年。企画した「応援カレンダープロジェクト」(大阪府高槻市)の水戸晶子代表理事は「風化しがちだが、このカレンダーを目にすることで、困難を抱えた子どもたちの存在を忘れないでもらえれば」と話している。
 カレンダーは、子どもを放射性物質の被ばくから守る措置を怠ったとして、国や福島県の責任を追及する「子ども脱被ばく裁判」を支援する目的で、15年に初めて発売された。中心になったのは、事故の翌年からチャリティー作品展「手から手へ」を国内外で開催した絵本作家らと、水戸さんら市民ボランティア。19年版を除き毎年制作し、収益金から約250万~300万円を支援活動する団体などへ寄付してきた。今回は避難移住者支援を行う一般社団法人「リボーン」へ寄付する。

はたこうしろうさんが描いた1月のイラスト

長谷川義史さんが描いた11月のイラスト

 21年版は、あべ弘士さん、市居みかさん、堀川理万子さん、長谷川義史さん、降矢ななさんらのイラストが月替わりで楽しめる。例年、完成後に原画展を開いてきたが、今回は新型コロナウイルスのため断念。代わりに20日午後4時半から、作家らが出演するイベント「おうえんフェス」をオンラインで生配信する。視聴無料。
 カレンダーは一部1100円(税込み)。購入の申し込みやフェスの詳細は、応援カレンダープロジェクトのホームページで見られる。
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