<新型コロナ>中止相次いだ祭り 気分、絵で味わって 銀座で個展、足立の船橋さん

2020年12月17日 07時17分

全国各地の祭りを描いた作品の前で、来場を呼びかける船橋一泰さん=中央区で

 足立区在住の祭り絵師、船橋一泰(いったい)さん(53)の原画展が、中央区銀座七の「長谷川画廊」で開かれている。「コロナ禍で、全国各地の祭りが中止となった。絵で楽しんで、明るい気分で新年を迎えてほしい」と来場を呼びかけている。二十日まで。 (井上幸一)
 三社祭、神田祭、秩父夜祭、祇園祭、天神祭、なまはげ柴灯(せど)まつり、高山祭−。会場には、日本各地の祭りの様子や縁起物を描いた水彩画約二十点を展示。神輿(みこし)や山車、祭りに参加した人々の姿が色彩豊かに繊細なタッチで表現され、現場の熱が伝わってくる。「ビルなど近代的なものは描かず、祭りの雰囲気を際立たせている」と船橋さんは説明する。
 船橋さんは、グラフィックデザインを専門学校で学び、広告会社に勤務後、二十八歳で絵師の道に。神田佐久間町(千代田区)の生まれで神田明神の氏子でもあり、神輿を担いで回る根っからのお祭り男だ。「感動を形にしたい。個性が出せる」と、都内の祭りを創作の中心に据え、やがて全国の祭りに幅を広げた。

千代田区の神田祭

 個展は五年に一度ほど開いており、銀座では二〇〇一年の初個展以来十九年ぶり。「コロナで祭りがなくなり、ストレスを感じている人もいる。ほんの一瞬でも祭り気分を味わってもらえたら」と、今回はあえて祭りの絵を多く飾った。
 会場では、作品をあしらった絵はがきや、ぽち袋などを販売。足立区の自宅兼アトリエでは画塾を開いており、塾生が描いた風景画なども展示している。
 入場無料。午前十一時〜午後七時(最終日は同五時)。問い合わせは、長谷川画廊=電03(3571)1462=へ。 

大阪市の天神祭

京都市の祇園祭

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