東京都の小池知事「年末年始コロナ特別警報」発出…感染者は過去最多を大幅更新、医療ひっ迫で

2020年12月18日 07時18分

年末年始の感染対策を呼び掛ける小池百合子知事

 新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の822人となるなど東京都内で感染拡大に歯止めがかからない状況を受け、小池百合子知事は17日、臨時の記者会見を開き、「年末年始コロナ特別警報を発出いたします」と宣言した。(デジタル編集部・三輪喜人)
 小池知事は「年末年始は人の動きが活発になり、別の感染のリスクが高まる。年末年始を感染拡大をストップさせるための特別な時期にしなければいけない」と特別警報を出した理由を説明した。
 この日開かれた都内の感染状況を分析するモニタリング会議で、医療提供体制の警戒度が最高レベルに引き上げられたことを紹介。小池知事は「このペースで進むと1日当たりの新規陽性者数は遠からず1000人の大台に乗る可能性があると指摘を受けた」と感染予防の協力を求めた。
 年末年始の対策として、日常的に会う人と小さなグループで過ごすことや忘年会、新年会を避けること、帰省もできるだけ避け、帰省する場合には2週間前から会食を控えるよう呼びかけた。
 職場での感染が広がっているとして、企業に向けて、年末年始の休暇を分散させることや、テレワークの定着をより強力に進めるよう要請した。
 モニタリング会議では、医療提供体制の警戒度を最も深刻な「逼迫している」に1段階引き上げた。出席した専門家は「新型コロナウイルス感染症患者のための医療と、通常医療との両立が困難な状況となった」と分析した。
 小池知事は医療体制を充実させるため、病床4000床の確保を都内の医療機関に要請した。基礎疾患のない70才未満の感染者は、宿泊療養機関での受け入れを検討する。

おすすめ情報

社会の新着

記事一覧