新型コロナのPCR検査「プール方式」 世田谷区、来年1月開始へ 23区初 

2020年12月18日 14時20分
プール方式の検査に使う装置。検体(左)を、機械が試薬入りの試験管へ差し込んでいく

プール方式の検査に使う装置。検体(左)を、機械が試薬入りの試験管へ差し込んでいく

 東京都世田谷区は17日、新型コロナウイルスのPCR検査で、4人の検体を一度に判定する「プール方式」を、来年1月から始めると発表した。介護や障害者施設などの職員を対象に定期的に集団検査をしており、区は、複数の検体をまとめて検査できるプール方式の導入を目指してきた。区によると、導入は都内23区で初めてという。(岩岡千景)
 プール方式の導入を巡って区は、国から「精度が担保されていない」として承認を得られていない。国が費用を負担する行政検査でなければプール方式での実施が可能のため、区は、都からの補助金を活用して始めることにした。
 区は来年1月中旬~3月、介護施設などの職員約1万5400人をプール方式で検査する。陽性が出れば、あらためて行政検査し、確定診断するという。
 区は、感染者への早期対応に加え、高齢者の重症化やクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、介護施設などで無症状の職員らを検査している。社会的検査として10月に始めたが、1検体ずつ調べ判定する従来の検査法を続けてきた。
 社会的検査では、今月14日までに延べ204施設で3619人を検査。53人の感染(陽性率1・46%)が分かったが、区内には対象者が2万人以上いる。

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