八王子・セガサミー野球部 市民に愛されるチームに 地元中学などでボランティア

2020年12月18日 07時11分

ソフトボール部の練習に参加するセガサミー野球部員ら=いずれも八王子市の恩方中で

 八王子市戸吹町のセガサミー野球場を練習拠点としているセガサミー野球部が、同市上恩方町の恩方中学校で、昨年十月の台風19号で流れ込んだ土砂の撤去ボランティアを行った。今年の都市対抗野球でベスト4に進出した社会人野球の強豪だが、チームの存在が地元に知られていないことが悩みの種。目下の目標は地域に愛され、地域で輝く野球部だ。 (布施谷航)
 セガサミー野球部は二〇〇五年の創部で、八王子市を練習拠点にして十三年がたつ。これまでも清掃活動などをしたことはあるが、「どこの大学生ですか」と声をかけられるなど、市民への浸透度はいまひとつ。同野球部ヘッドコーチの佐藤俊和さんは「地元の人たちと触れ合い、応援してもらうことでもっと強くなる」と強調。近年、チームは積極的に社会貢献する姿勢を打ち出している。
 ベスト4に輝いた都市対抗野球が今月初めに終わった直後、市社会福祉協議会に相談し、恩方中学校敷地内の側溝に残る土砂を袋詰めする作業を十四日に開始。普段から鍛えている部員が黙々と作業を続けた結果、当初の予定より早く終了した。十八日まで高齢者施設や障害者施設でのボランティアも行う。
 本業の野球を通じた中学生との触れ合いも欠かさない。作業終了後は野球部やソフトボール部の練習に参加して生徒を指導。本間諒(りょう)選手が強打を放ったり、ソフトボール経験者の中川智裕選手が速球を披露したりするたびに生徒から感嘆の声が漏れた。普段、選手を指導しているトレーナーも陸上部にトレーニング方法を教え、生徒らは真剣な表情で聴き入った。
 市社会福祉協議会の井出勲さんは、選手らの様子を見て「積極的にボランティア活動をしていただき、ありがたい。八王子市民に愛されるチームになるはず」と太鼓判を押す。佐藤さんも「活動を継続し、地元から応援されるセガサミー野球部になりたい」と手応えを感じている。 

土砂の撤去作業を行うセガサミー野球部員ら


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