<新型コロナ>認知症・地域カフェ ここに 多摩区の12カ所 ポスターで紹介

2020年12月18日 07時13分

12カ所のカフェが紹介されているポスター展=多摩区役所で

 川崎市多摩区にある認知症カフェや地域カフェを紹介する「多摩区カフェポスター展」が十七日、多摩区役所一階アトリウムで始まった。認知症の人や家族にとって大切な場所だが、新型コロナウイルスの影響で多くが活動停止に追い込まれ、度重なる感染拡大に再開の時期も見えない。主催者は「こうした場所があることを知ってほしい。再開した時には来てほしい」と呼び掛けている。 (安田栄治)
 認知症カフェは、認知症の人や家族、地域住民や介護、医療の専門家らが気軽に集まり交流、悩みも打ち明けられる場所。地域カフェも高齢者から子どもまで気軽に集って地域とつながることができる場だ。
 区内にある十四カ所のカフェなどで二〇一七年、「多摩区認知症カフェ・地域カフェ交流連絡会」を立ち上げ、横の連携を深めながら地域の活性化に取り組んできた。加盟カフェは現在二十九カ所に増え、区が「多摩区カフェまっぷ」を作り、利用を促している。
 しかし、今年は新型コロナの影響が大きく、四月からの三カ月はすべてのカフェが活動を停止。同連絡会代表の町田浩子さん(57)によると、現在、再開しているのは六カ所だけで、残る二十三カ所のうち二カ所は閉鎖が決まっているという。
 町田さんは認知症の父親などの介護を十五年ほど続け、その経験から「介護の先輩に気軽に相談でき、情報を交換する場所が必要。みんなが介護をゼロから悩む必要はない」と感じていた。父親が他界するなどで介護を終え、同連絡会の立ち上げに加わった。
 各カフェの活動を写真や文章で紹介するポスターの展示は初めての試みだ。町田さんは「外出自粛のため、認知症が進んだり、足腰が弱くなったお年寄りも少なくない」と心配。「コロナが収束して再開するまでカフェの存在をつなげていきたい」と話している。
 今回は十二カ所のカフェがポスターを出展している。二十一日まで。問い合わせは、町田さん=電090(6314)5332=へ。

多摩区役所が製作した多摩区カフェまっぷ


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