ロンドン都市封鎖 欧州各国、イギリスからの渡航禁止へ コロナ変異種急拡大で

2020年12月21日 03時34分

19日、英ロンドンの中心部で買い物に来た人たち(AP=共同)

 【ロンドン=藤沢有哉】英政府は20日、新型コロナウイルスの変異種によって感染が急拡大したとして、ロンドンを含むイングランド地方南東部で規制を強め、事実上の都市封鎖(ロックダウン)とした。変異種は従来のウイルスより感染しやすい恐れがあるが、重症になりやすかったり、ワクチンが効きにくいといったことを示すデータはないという。

◆ジョンソン首相「変異種は感染しやすい」

 同地域では既に飲食店の営業が禁止されていたが、新たに不要不急の外出が禁じられ、生活必需品を扱う店舗以外の商店なども閉鎖となった。2週間の予定。
 ジョンソン首相は19日の記者会見で「変異種によって感染者が急増しているようだ」と説明。変異種は「従来のウイルスよりも最大で70%、感染しやすい可能性がある。ただ、重症化率や死亡率が高くなる証拠はない」などと述べた。14日には、政府が「イングランド南部を中心に1000件を超える変異種の感染例があり、急速に増加している」と公表していた。
 英政府は2日にイングランド全域の都市封鎖を解除した後も、感染状況に応じて地域ごとに規制を設けている。23~27日のクリスマス期間は緩和する予定だったが、方針を転換。ジョンソン氏は「ウイルスが攻撃手法を変えた場合、防御手段を変えねばならない」と理解を求めた。
 英国での変異種拡大を受け、オランダ政府は20日、英国からの旅客機の到着を一時禁止すると発表。フランスやドイツも検討中で、対外的な影響も出始めた。

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