クラスターもう追えない…東京都医師会長が緊急会見「真剣勝負の3週間に」医療現場の危機訴え

2020年12月22日 18時16分
緊急会見する東京都医師会の尾崎治夫会長 =東京都千代田区で

緊急会見する東京都医師会の尾崎治夫会長 =東京都千代田区で

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都医師会の尾崎治夫会長は22日、緊急記者会見を開いた。感染拡大や医療崩壊を防ぐため、「真剣勝負の3週間。この3週間がラストチャンスだ」と危機感を募らせた。
 政府が「勝負の3週間」とした期間が過ぎても感染拡大に歯止めがかからず、都内ではこの日も火曜日としては過去最多となる563人の感染者が確認された。
 尾崎会長は「勝負の3週間は過ぎたが、真剣に勝負したい。その3週間にしたい。真剣勝負の3週間といわしていただきます」と強調。「感染者の増加が止まる気配はない。東京では市中感染の状況にある」と結論づけた。
 年末年始は、医療体制が手薄になる上、脳卒中、心筋梗塞などの救急患者が増えると尾崎会長は指摘し、「通常診療が本当にだめになる瀬戸際です。ぜひお願いしたい。感染者を減らしましょう」と呼び掛けた。

◆「人の流れを止めるしかない」

 政府の観光事業支援策「GoToトラベル」事業について、尾崎会長は「それが象徴となって感染を広げる一つの原因になったのは事実。いまの東京のように感染が広がった状態では、なるべく早くイートもトラベルも一時中断することが非常に望ましいと思っている」と述べた。
 飲食関連での感染リスクが高いとして、大人数での飲み会を控え、オンラインなどで開催するよう訴えかけた。尾崎会長は「今の対策としては、人の流れを一時止める。飲食に向かう人の流れを止める、これしかない」と強調した。

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