日本看護協会 15%の病院で看護師が離職 2割は「差別や偏見あった」 

2020年12月23日 07時06分
記者会見で看護職員の実態調査結果を発表する、日本看護協会の福井トシ子会長=22日午後、東京都渋谷区

記者会見で看護職員の実態調査結果を発表する、日本看護協会の福井トシ子会長=22日午後、東京都渋谷区

 日本看護協会は22日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う労働環境の変化や感染リスクなどを理由に、看護師や准看護師の離職があった病院が15・4%に上ったとする調査結果を公表した。感染症の指定医療機関や受け入れ協力医療機関などに絞ると、21・3%に跳ね上がった。理由は「家族の理解が得られなかったケースが多かった」としている。差別や偏見があったと回答した看護師らは20・5%を占めた。
 都内で記者会見した福井トシ子会長は、11月以降感染者が急増している「第3波」で現場の状況はさらに悪化していると指摘し、「国には一刻も早く、医療機関への強力な財政支援をしてほしい」と訴えた。
 調査は9月、全国8257病院を対象にインターネットで実施。2765病院から回答があった。
 個々の看護師らにもアンケートを実施。回答した3万8479人のうち2割が差別・偏見があったと答えた。「家族や親族が周囲から心ない言葉を言われた」が27・6%で最も多く、「患者から心ない言葉を言われた」(19・8%)が続いた。(共同)

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