「防災スイーツ」アレルゲンフリーに改良 横浜の洋菓子店「避難所で誰もが安心」

2020年12月23日 07時32分

防災スイーツをアレルゲンフリーに改良した吉田代表(右)=横浜市中区で

 災害時こそプロの手がけたお菓子で気持ちを安らげてほしいと「防災スイーツ」を開発した横浜市の洋菓子店「ガトー・ド・ボワイヤージュ」が、食物アレルギーのある人も食べられる改良版を開発し、22日、同市に1000袋を寄付した。
 防災スイーツは2011年の東日本大震災をきっかけに企画を始め、昨年9月に完成した。直後に発生した台風15号で大きな被害を受けた千葉県館山市に600袋を寄贈。避難者に心の癒やしを提供した。
 一方で、食物アレルギーがある人には配ることができないことも知った。吉田三喜雄代表(71)は「避難所で誰もが安心して食べられる究極のスイーツを目指したい」と改良に取り組んだ。
 新たに完成したのは焼き菓子「ガレット」で、小麦や卵、牛乳など28品目のアレルギー物質を含まない「アレルゲンフリー」を実現。グラニュー糖の代わりに水あめを使用し、急激な血糖値の上昇を抑えるなどの配慮もある。検査の結果、昨年開発した分も含め、5年6カ月まで保存できることを確認したという。
 吉田代表は「スイーツを通して防災の意識付けの一助になればうれしい」と話す。
 改良版の防災スイーツはメープル味。1袋10個入りで600円(税抜き)。馬車道本店(横浜市中区)とインターネットで販売。問い合わせは平日午前9時半〜午後5時半、同社営業本部=フリーダイヤル(0120)862635=へ。 (丸山耀平)

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