「鬼滅の刃」演出も!? 菊五郎「面白く」 国立・初春歌舞伎

2020年12月25日 07時37分

左から尾上菊之助、中村時蔵、尾上菊五郎、尾上松緑=東京都千代田区で

 東京・国立劇場の初春歌舞伎公演で「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」が上演される。二〇一一年一月、尾上菊五郎らの出演で約二百年ぶりに復活上演され、好評を得た作品。それ以来、十年ぶりとなる今回も菊五郎をはじめ、中村時蔵、尾上松緑、尾上菊之助らその時の主要俳優陣が顔をそろえる。
 源頼光に仕える渡辺綱(わたなべのつな)(菊五郎)らの四天王や、源氏への復讐(ふくしゅう)を企てる平将門の遺児・相馬太郎良門(よしかど)(松緑)といった人物が登場し、さらには土蜘蛛(つちぐも)の精(菊之助)も加わって、さまざまな駆け引きが展開する。
 菊五郎は「(コロナ禍の)このご時世なので十年前の(宙乗りなどの)大掛かりな仕掛けはできないが、面白く作り上げて演じたい」と話した。毎年、同劇場の初春歌舞伎公演ではその時々の世相を映した演出を盛り込んでいるが、今回について菊五郎は「まだ内緒」としつつも、映画が大ヒット中の「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」については「いいじゃない。使わせてもらおうかな」と前向きだった。
 公演は一月三〜二十七日(十四日は休演)。出演はほかに坂東彦三郎、坂東亀蔵、中村梅枝ら。国立劇場チケットセンター=(電)0570・07・9900。(山岸利行)

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