いぶし銀の技450人に 中止の宮本慎也杯、代わりに学童野球教室

2020年12月3日 04時00分
 元ヤクルトの宮本慎也さんによる野球教室が11月28日、東京都大田区の大田スタジアムで行われた。ことし3月から開催予定で中止になった、アルパインプレゼンツ第5回宮本慎也杯学童軟式野球大会(大会実行委、東京新聞など主催)の参加を予定していたチームの小学6年生選手が対象。約450人の学童選手がレジェンドから野球の基礎を学んだ。(鈴木秀樹)


[photo] 参加選手を相手に、打撃投手を務める宮本大会会長


 本来ならば大会決勝の緊張感に包まれていたはずだった、この日の大田スタジアムは、小学6年生選手たちの歓声に包まれた。
 新型コロナウイルスの影響で中止になった第5回宮本慎也杯。3月に大会中止を決定したときから、大会会長の宮本さんが言い続けてきた「子どもたちに、何かしらの思い出を残してあげられないだろうか」との思いが、野球教室開催という形で結実した。

[photo] 捕球の基礎を説く宮本大会会長


 新型コロナの感染予防対策として、約450人の参加者を3グループの完全入れ替え制とし、客席も関係者のみに制限、消毒を小まめに行いながら実施した。ボールの握りから捕球、打撃の基礎などを、宮本会長や、元日本代表の徳永耕治大会副会長らが手分けして指導。大会運営委員にもなっている川崎市の学童チーム指導者らは、手に手にノックバットを握った。

[photo] 打撃のアドバイスをする徳永大会副会長


 教室のハイライトは、大会会長が打撃投手を務めてのフリー打撃。宮本さんは参加選手一人一人に声を掛けながら、5球、あるいは4球のボールを投げ続け、参加者全員に約2000球を投げきった。
 宮本さんのボールを打った選手らは大騒ぎ。「真っすぐで打ちやすかったけど、軽く投げているのにボールが重くて、あまり飛ばせなかった」(品川レインボーズ・竹内一達主将)、「打ち返せてうれしかったです!」(調布メンパース・平井絢菜外野手)と、楽しそうに感想を口にした。
 教室を終えた宮本さんは「もう腕が上がらない…」と肩をさすりつつも充実の表情。
 参加選手らには、一足早いクリスマスプレゼントになったはずだ。

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