新型コロナの変異種、国内で初確認 イギリスから到着の男女5人 羽田と関空の検疫で判明
2020年12月25日 23時33分
英国で広がっている新型コロナウイルスの変異種の感染者が、25日、国内で5人確認されたことが分かった。いずれも英国滞在歴があるという。変異種が国内で確認されるのは初めて。英国では感染力の強い変異種が確認されていた。
厚生労働省によると、5人は10歳未満から60代で男性4人、女性1人。10代男性は18日、60代男性は20日に羽田空港に到着。40代男性と40代女性、10歳未満の男児は21日に関西空港に到着した。60代男性は倦怠感があり、ほかの4人は無症状。
田村憲久厚生労働相らが25日夜、緊急会見して発表した。空港検疫で確認された感染者から、ウイルスの遺伝子を国立感染症研究所で解析したところ25日に判明した。5人は宿泊施設に滞在しているという。
田村厚労相は「空港検疫で陽性と分かっており、国民への接触は考えられない」と述べた。脇田隆字国立感染症研究所長は「空港検疫で確認されたため、国内で流行が拡大しているわけではないと受け止めている」と語った。
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