キャンセルしなかったのは「食材ロスを考慮したから」 埼玉自民県議団が数十人でホテル会食
2020年12月25日 23時05分
新型コロナウイルスの感染が拡大し、埼玉県が会食の人数を4人以下とするよう求めている中、埼玉県議会自民党県議団が18日夜、さいたま市内のホテルで数十人で会食していたことが分かった。
関係者によると、18日は県議会12月定例会の閉会日で、会食は県議団の恒例行事として行った。当日になって一堂に会しての開催を中止し、午後5時から約2時間、各人が自由に食事をする形式にしたという。酒類の提供もあった。会食自体を中止にしなかったのは「食材ロスを考慮した」という。
県は15日から、会食や飲み会は原則4人以下で行い、長時間にならないよう県民に要請している。会食を取り仕切った田村琢実県議は取材に「三々五々に来て1人で勝手に食べていただけ。会食ではない」と説明。参加人数は「把握していない」とするが、参加者の1人は「自分が行った時は10人くらいいた。その後も何人か来た」と話した。
県内では12月に入り、1日の新規感染者数が150人を上回る日が続き、18日は初めて200人を超えた。田村氏は「ホテルも客が入らず、厳しい状況でギリギリまで悩んだ。批判は真摯に受け止める」と述べた。
大野元裕知事は報道陣に「議員は県民の代表。それぞれが自覚と県民に対する責任を持つべきだ」と語った。(飯田樹与)
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