LGBT 38%が性被害の経験 被害潜在化か、宝塚大教授が1万人対象に調査

2020年12月27日 13時31分
性的少数者への理解を広げようとパレードが行われた「東京レインボープライド2019」

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 LGBTなど性的少数者の約38%が、レイプやセクハラなどの性被害経験を持つことが、宝塚大の日高庸晴教授(社会疫学)の調査で分かった。相談機関や警察では対象外となるケースがあるといい、日高教授は「適切な支援を受けられず、被害が潜在化している恐れがある」と指摘する。
 調査は2019年にインターネット上で実施。ゲイやレズビアン、トランスジェンダーら1万769人が回答した。
 性暴力の10の選択肢を挙げ、経験の有無を尋ねたところ4106人(38・1%)がいずれかの被害を受けたと回答。選択肢別(複数回答)では「性器や胸、尻など体に触られた」が最多の22・4%、「性的な言動でからかわれた」が17・3%、「無理やりキスされた」が11・5%などと続いた。「膣への挿入行為」は2・7%、「肛門への挿入行為」は6・6%、「口腔性交を強要された」は5・6%だった。
 性的少数者の内訳別の被害経験では、女性を自認するトランスジェンダーは57%(69人)、男性を自認するトランスジェンダーは51・9%(95人)、レズビアンは52・2%(338人)だった。(共同)

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