野球人口減に歯止めを 関連10団体、協議会設け連携 普及へ子ども体験会や指導者講習

2020年12月28日 07時19分

「一丸となって野球を盛り上げる」と意気込む江部理事長(中)=宇都宮市で

 野球人口の減少に歯止めをかけようと、栃木県内の野球関連団体が集まり「県野球協議会」(江部達也理事長)を設立した。未就学児や小学生の野球体験会、指導者育成のための講習会などの普及活動に各団体が連携して取り組み、プレーヤーの裾野の拡大を目指す。 (小川直人)
 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの「栃木ゴールデンブレーブス(GB)」を運営する栃木県民球団とJABA県野球連盟、県野球連盟が発起人となり、県高校野球連盟、県中学校体育連盟野球専門部、医師らでつくる「野球医療サポート栃木」など計十団体が参加する。
 野球教室のほか、子どもたちが安心して野球に取り組めるよう肘・肩検診、スポーツ障害予防の講習会を開く。保護者の理解や協力を得るため、保護者向けの情報交換会や講演会のほか、一般参加者とともに野球人口を考える座談会なども開催する。
 栃木GBが拠点にし、昨夏の全国高校野球選手権大会では作新学院が8強まで進むなどしている県内でも野球人口の減少は深刻だ。協議会によると、二年前は二百八十チーム、四千六百七十五人が参加していた県内の学童野球は現在、二百三十六チーム、三千五百八十五人と、千人規模で減っている。
 少子化とスポーツの多様化に伴う競技人口減の対策は、参加団体共通の悩みになっている。同様の協議会は新潟県や北海道など約二十都道府県で活動を始めているという。
 活動資金を集めるためクラウドファンディングも検討している。江部理事長は「一丸で活動を盛り上げ、野球を通してスポーツ振興や健康増進など地域にも貢献したい」と話している。

関連キーワード

PR情報

栃木の新着

記事一覧