殿堂投手ニークロさん死去 ナックルで大リーグ318勝

2020年12月29日 07時23分

1985年、ヤンキースで通算300勝を達成したフィル・ニークロさん=トロントで(ロイター・共同)

 【ロサンゼルス=共同】米大リーグ、ブレーブスなどで活躍し、ナックルボールを駆使して通算318勝を挙げた右腕フィル・ニークロさんが26日、がんとの闘病の末に死去した。同球団が27日に発表した。81歳だった。
 1964年に25歳でデビューし、67年からの14年連続を含む19度の2桁勝利をマークした。67年に1.87で最優秀防御率のタイトルを獲得。74年に20勝、79年に21勝でともに最多勝利に輝いた。48歳だった87年限りで引退し、97年に米国野球殿堂入りを果たした。通算成績は864試合で318勝274敗29セーブ、防御率3.35、3342奪三振だった。
 米国野球殿堂の公式ページによると、代名詞となったナックルボールの武器は父親に教わったという。ヤンキースで外野手として活躍した故ボビー・マーサーは「打つのは箸でゼリーを食べようとするようなものだ」と攻略の困難さを語っていた。
 現役引退後は女子野球で監督を務めるなど野球界の発展にも貢献した。大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーが「投球以上に最も親切な人の一人として覚えている」と振り返ったように、人柄の良さをたたえる声も多い。

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