返礼品に「一日製糸場長」 富岡市のふるさと納税 入場者減打開へ「スペシャル感を演出」

2020年12月30日 07時19分

世界文化遺産の富岡製糸場。ふるさと納税25万円で一日場長に=富岡市で

 世界文化遺産「富岡製糸場」の場長体験はいかが−と富岡市は、ふるさと納税(寄付)の返礼として製糸場の一日場長プランを追加した。
 通常は非公開の場所を案内付きで見学し、シルク製品などが贈られる。寄付額は二十五万円と高額だが、新型コロナウイルスの影響で入場者が激減する中、市は「スペシャル感を演出する企画で盛り上げたい」としている。
 一日場長プランは製糸場の貴賓室で就任式後、富岡シルク製品セットなどをプレゼント。首長館(ブリュナ館)地下室や女工館二階ベランダ、蒸気釜所など普段は見ることができない場所を含め、場内を職員の案内で「視察」する。座繰りや繭クラフトの体験にも参加できる。見学中に各所で記念撮影し、写真をCDに収めて贈られる。寄付者一人だけでなく、夫婦や家族で参加できる。
 製糸場はコロナ禍で四、五月に閉場。本年度の入場者は十一月末現在で約十三万八千七百人で、前年同期の四割に満たない状況だ。市は「厳しい状況が続くが、製糸場の魅力をアピールしたい」と期待する。 (石井宏昌)

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