<新型コロナ>小池都知事「若者も甘く見ないで、夜間外出なし」 臨時記者会見で危機感あらわに

2020年12月30日 15時15分

手でバツ印をつくって、外出の自粛などを呼び掛ける小池百合子知事=東京都庁

 東京都の小池百合子知事は30日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を訴える臨時記者会見を開いた。特に新規感染者が増えている20~30代の若い世代に対して「コロナを甘く見ないでください」と呼び掛け、若者も重症化や後遺症が生じる例があるとして「日々の行動をあらためて見直しを」と強調した。同日の都内の新規感染者数は過去2番目に多い944人が報告され、水曜日としては最多となった。(原昌志、松尾博史)
 都内の感染状況は、28日までの1週間の新規感染者のうち20代と30代は47・2%で、11月下旬に比べ約5ポイント上昇。小池知事は「若者は大丈夫と思われがちだが、軽症・無症状で行動し、結果的に感染が拡大すると、コロナ患者のために医療がさらに逼迫する」と指摘。「夜間の外出もしばらくなし」と外出自粛に理解を求めた。
 全体でも1週間平均の新規感染者数が、30日まで20日間連続で最多を更新するなど増加傾向が止まらないことには「年末年始のここで抑えなければ、(政府による)緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる」と、都民に危機感を共有するよう訴えた。
 一方、都内の感染状況を分析する都のモニタリング会議も30日開かれ、感染状況と医療提供体制の警戒度を、ともに4段階で最も深刻なレベルに維持。英国などの新型コロナ変異種が国内で確認されたことについては、東京iCDC(感染症対策センター)の専門家らによる検討チームが、感染者の検体のサンプル分析を始めたことが報告された。同日までの約180検体の調査で、変異種は検出されていないという。

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