「平戸の大仏」お引っ越し 熊谷、本堂修復工事で

2020年12月31日 07時08分

養生シートでくるんだ大仏を仮設の小屋へ運ぶ人たち=熊谷市平戸で

 「平戸の大仏(おおぼとけ)」として地元で親しまれている大仏坐像(ざぞう)二体を守るため、熊谷市平戸の源宗寺で老朽化が著しい本堂の修復工事が始まった。二十四日には仏像二体を本堂から仮設の小屋に運び出す作業があった。
 二体は高さ約三・五メートルの薬師如来像と観世音菩薩(ぼさつ)像で、ともに市有形文化財に指定されている。市立江南文化財センターなどによると、同寺は十七世紀後半の建立とされ、本堂は奈良の東大寺大仏殿を模した形状とも伝えられる。
 本堂は雨漏りするなど傷みが激しく、仏像の保存に支障が出かねないため、地元住民らでつくる「源宗寺本堂保存修理委員会」(木島一也委員長)のメンバーが中心となって修復工事を進めることになった。来年秋ごろ完成の見込み。二体の仏像は傷がつかないようシートにくるまれて運び出された。来春には仮設小屋の窓越しに、仏像の修復作業が見られるようにするという。 (渡部穣)

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