葛飾のキャベツ ご当地キャラに
2021年1月5日 07時17分
葛飾区細田は明治時代からキャベツとの関わりが深い。そんな地域の歴史を子どもたちにも知ってもらおうと、キャベツ(和名・甘藍(かんらん))をモデルにしたご当地キャラ「かんらんちゃん」が誕生した。
区史によると、明治時代に細田の農家が品種改良に取り組み、春に収穫できるキャベツを開発。農家の名前から「中野甘藍」と名付けられ、暖かい地域でも栽培できるとして全国に広まった。
顔がキャベツの形をしたかんらんちゃんは、地元の住民有志が考案。着ぐるみが完成したのに続き、イラストをあしらったマスクケースやキーホルダーなどのグッズも製作が進んでいる。
着ぐるみのお披露目集会が先月、区立細田小学校であり、一年生約八十人の前に登場。子どもたちは「どこで生まれたの」「何歳なの」と質問を投げかけていた。
参加した高野珠里さん(7つ)は「かんらんちゃんとお友達になったから、もっとキャベツが好きになれそう」と話していた。
細田小では、中野甘藍が生まれるまでの物語を紹介する紙芝居を制作している。 (加藤健太)
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