IR誘致「発展へ道筋を」 横浜・林市長インタビュー「丁寧に説明尽くす」

2021年1月5日 07時18分
 横浜市の林文子市長は新年に当たり、本紙の取材に応じた。新型コロナウイルス対策の強化と経済再生実現の両立に意欲を示すとともに、市民の反対が根強いカジノを含む統合型リゾート施設(IR)については「横浜の持続的な発展への道筋をつける」として誘致を進める考えを示した=写真。 (丸山耀平)
 市内では昨年、横浜港沖に停泊したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナの集団感染が発生したほか、市民ら九千人以上の感染を確認した。林市長は「かつてない困難に直面し、オール横浜で乗り越えてきた」と振り返り、今年は「市民の健やかな暮らしと横浜の未来のために取り組む」とした。
 IRを巡っては、市民団体の直接請求を受け、誘致の賛否を問う住民投票のための条例案を六日開会の市議会臨時会に提出予定。市長は「生産年齢人口の減少や社会保障費の増加など、市の課題を解決する方策の一つ。将来の横浜の税収を考えると、増強させる有力な手段。中長期的な視点でIRは重要」と利点を強調した。誘致に反対する港湾事業者とは「IRの実現に向けて話し合いを続ける。丁寧に説明を尽くす」と語った。
 自らが強い意欲を示すオペラ・バレエを主体とする新たな劇場整備については、今年は運営方法をさらに検証していくとし「市民が身近な場所で一流の文化芸術に触れることが大事だ」と述べた。
 八月に三期目の任期満了を迎えるが、四期目について「今は全く考えられない」と答えた。

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