「レンタルした振り袖が…」1都3県で相次ぐ成人式中止・延期に悲痛な声
2021年1月5日 11時32分
新型コロナウイルスの拡大で緊急事態宣言発令が検討されている首都圏1都3県で、成人の日の11日などに予定されていた成人式の式典が相次いで中止や延期になった。「一生に一度なのに」「振り袖のキャンセル料は、どうなるのか」。直前の決定に、新成人から悲痛な声が上がった。
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都内に住む女性(20)は11日の式典に向け、振り袖をレンタル。出席予定の区ではまだ開催について検討中だが、中止になった場合はレンタル会社へのキャンセル料が発生する。「政府や自治体の対応が遅い。国にはキャンセル料の補償をしてほしい」と訴える。
振り袖のレンタル、販売の契約が年間2万件以上の「一蔵」(東京)は、成人式が中止になった場合、契約金額を最大で全額返金する。式典はなくなっても、振り袖で家族や友人と過ごしたり、撮影したりしたい人のために、3月末までレンタル延長も可能とした。
広報担当者は「一生に一度という特別な思いもある」と話した。
(共同)
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